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日本語教育研究会が開催されました
10月6日(火)、2015年度秋学期第1回日本語教育研究会が開催され、エジプトとニカラグアでの日本語教育事情が発表されました。
本学専門職大学院日本語教育実践領域が主催する日本語研究会は、世界各地の日本語教育現場の声を聞いて情報を共有する機会を提供したり、大学院生に日本語教育に関する研究発表の機会を提供することを目的として開催しています。
今回は、日本語教育実践領域8期生の深澤香さんが「エジプトの日本語教育事情」というテーマで、中東?アフリカ地域やエジプトにおける日本語の教育の環境や、実際に現地の大学や日本文化センターで指導した経験を元に、エジプトの大学生が日本語を学ぶ学習動機が変化してきていること、宗教的背景や社会情勢を理解したうえで指導をしていたこと、4年生が日本語で書く卒論のテーマが「女偏の漢字の意味について」など着眼点が興味深いこと、そしてエジプトの日本語教育における今後の課題などについて発表しました。
同じく8期生の黒田直美さんは「ニカラグアの日本語教育事情」というテーマで、中米?カリブ地域の日本語教育事情の概況や、日本語教育ネットワークの紹介、大学の外国語センターで指導した中で、ニカラグア人に絵を描くテストを出題したときの経験談や、ノンネイティブ教師の養成?育成や日本語を生かす場としてのイベントの計画?実施に携わったことについて発表されました。
日本語を習っても就職に直結しない環境の中で、学生にどう興味をもたせて指導していくのか、学びたいという学生がいるには、できる限りのことをしたいという熱い想いが参加者に届いた研究会でした。
専門職大学院日本語教育領域では、このような発表会?イベントを随時行っております。
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