教養専門科目群
グローバル?ビジネス領域
Global Business Program: GB
創造力、批判的思考力、そしてグローバルな視点を養う
グローバル化の進展により、企業活動は拡大?複雑化の度合いを増しています。変化が加速し、不確実性が増していく現代において、企業が社会に有用な財?サービスを持続的に提供していくためには、ニーズを地域規模、そして地球規模で的確に把握しつつ戦略を策定しなければいけません。本領域では、これに対応すべく経済学およびビジネスを中心に幅広い教育を提供し、創造力、批判的思考力、そして、グローバルな視点を備えた人材を育成します。
教員からのメッセージ
バランスのとれたグローバルビジネス教育で未来へ
グローバル?ビジネス(GB)領域は、ビジネス分野において必要とされる専門知識に加え、リベラルアーツ教育を融合し、一般的なビジネス課程とは一線を画したカリキュラムを提供しています。批判的そして創造的な思考、問題解決のための専門的なアプローチ、コミュニケーションスキル、ビジネスの意思決定の背景にある文化的?歴史的側面の理解を深めることに重点を置いています。これらのスキルは、学生の将来のビジネスキャリアにおける長期的な成長に不可欠なものだと考えているからです。

本領域では、会計、ビジネス文化、経済、金融、法律、経営、マーケティング、定量分析、サステナビリティなど、ビジネス分野の初歩から応用までの科目群を開講し、ビジネスの基礎を築きます。教員は国際的?学際的な視野に立ち、対話型の授業を展開しながら、学生の積極的な授業参加を促します。学生は、多様で豊かな学修環境の利点を生かし、互いの意見から学び合っています。本領域の教授陣は優れた教育者であるとともに、各分野で活躍する研究者です。また、ビジネス分野において豊富な経験を持つ人材も揃っています。
本領域での学びは、学生の将来にどのような影響を与えるのでしょうか。広い視野と職業人としての確固たる基盤を確立した卒業生は、国際競争力を持って、デジタル技術の進歩、グローバル化、環境におけるサステナビリティへの懸念といった将来の大きな課題に斬新な発想で対処していくでしょう。ビジネスは、現代社会と豊かな生活のあらゆる側面に影響を与えています。世の中で下されている経営判断が人や社会にどのような影響を与えるかをよく理解することは、学生自身の将来においてのみならず、豊かな社会を創り上げていくうえでも大変重要です。
※ここでは、英文メッセージの日本語訳を掲載しています。
クリントン?ワトキンス Dr. Clinton WATKINS
グローバル?ビジネス領域長/教授
学生インタビュー
森田 琢史(東京都/2020年入学)
GB領域を選んだ理由と面白さ
ミクロ経済学や政治学、社会学などを幅広く学んできた中で、特にマーケティングやマネジメントなどビジネス関連の科目に興味を持つようになり、GB領域に進みました。同時に、他領域の講義も積極的に受講するように努め、そこで得た知識をGB領域の学びに活かしながら理解を深めるように心がけていました。印象的だった授業は、昨今の環境問題を多様な視点で考える「エコビジネスとサステイナビリティ」です。SDGsの政策に対して生物学的な観点で批判したり、経済学や政治学などの観点でさらなる可能性を見出したりと、GB領域の枠を超えた視点で議論できることが面白く、これまでにインプットしてきた知見や考え方をアウトプットする絶好の機会となりました。

AIUを目指す皆さんに伝えたいこと
私がAIUを志望した理由は、すべて英語の少人数授業、さまざまな価値観に出会える環境に惹かれたからでした。入学してみて実感したのは、AIUは「英語を」ではなく「英語で」学ぶ大学であるということです。本来なら日本語で学ぶこともできる内容をなぜ英語で学ぶのか、なぜAIUで学びたいのかを、まずはじっくりと考えてみてください。そして、AIUでだからこそやってみたいことがあるのなら、ぜひ入学し、同じ思いを持った仲間たちと4年間を過ごしてほしいと思います。
