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「比較教育学」授業内にて外交講座を開きました
11月9日(月)、寺野摩弓助教の「比較教育学」授業内にて外務省より西野修一氏(国際協力局地球規模課題総括課 主席事務次官)をお迎えし、外交講座を開きました。
外務省では,外務省職員を講師として派遣し講義を行う「外交講座」を実施しており、本学では今年度2度目の開催です。
「比較教育学」では国の違いだけでなく様々な理論や目的、方法を比較して教育を考えていく授業を行っていますが、それに関連して「国際教育援助」をテーマに最近の国際的な動向と日本が行っている教育における国際協力をお話いただきました。
最近の国際的な動向としては、2015年までに国際社会が達成すべき世界共通の目標<ミレニアム開発目標(MDGs)>があり、この目標達成のために各国は尽力し、今後の<持続可能な開発のための2030アジェンタ(2030アジェンタ)>に向け、保健や教育等、課題に対応することが今後求められていることなどをご説明いただきました。日本は教育分野で教育協力政策2011-2015に基づき、質の高い教育環境を提供する取組を実施しており、MDGsと万人のための教育(EFA)ダカール目標の達成に向けて貢献しており、今後はグローバル?パートナーシップ(GPE)理事会などの教育支援関連会合を通しても協力していくこと等が求められているようです。具体的な事例として、日本が教育援助を行ってきた推移や各国での活動例、そして最近の女子の教育へ取り組みの重要性などもご紹介いただきました。
最後に西野氏は参加学生に対し、「今人類と地球の未来を握っているのは私たち。次の世代へバトンを渡していこう。ぜひAIUの学生も世界で活躍して欲しい」というメッセージをいただきました。
寺野先生の「比較教育学」はグローバル?スタディズ課程で開講されています。通常教育学部や大学院で開講されていると思われがちな授業ですが、通常の学部で受講できるのは珍しく、異なる国の教育や環境の一端を知ることができる興味深い授業です。
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