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UC Berkeley校との協働PBLの発表会を開催
本学がカリフォルニア大学バークレー(UC Berkeley)校と協働で実施しているPBL(Project Based Learning:課題解決型プロジェクト)の発表会を、7月14日(木)、本学レクチャーホールで開催しました。
PBLは、学生が社会の課題をテーマにフィールドワーク、討論、発表、レポートの作成などの活動にグループで取り組む自律学修型の授業形態で、本学の秋葉丈志准教授とカリフォルニア大学バークレー校の山中啓子講師の指導のもと、2014年度から開講しています。
3回目となる今年は、本学の学生5名とカリフォルニア大学バークレー校から4名の学生が参加し、最初にアメリカで「日米における移民コミュニティ」について講義などを受けた後、日本でのフィールド調査(東京都新宿区や川崎市、静岡県:浜松の日系ブラジル人コミュニティ、秋田県:フィリピン出身の定住者コミュニティ)を行う形で進められました。
こうした調査などで得た知見を踏まえ、多様なアイデンティティが混在する社会の中で移民がどういうコミュニティを作っているのか、受け入れる社会の態勢はどうなのかなど、学生はそれぞれの関心に沿ってテーマを決め、英語でプレゼンテーションを行いました。
1ヶ月間に渡る濃密な実習?調査や授業を通じて、学生たちは得難い経験や知識、そして人間関係を得ることができたほか、過去の履修者の多くは、その後も海外の大学院へ進学するなど、PBLをきっかけとした学びを深化させています。
この国際協働型のPBLは、学生の主体性を引き出す「アクティブ?ラーニング」への関心が広がる中、本学の教育の特色として今後も様々な形での実施される予定です。
なお、今回の発表会に先立ち、7月11日(月)にフィリピン人県内移住者を招いて移住に関する意見交換を行っており、その様子は秋田魁新報社に掲載されています。