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2021年国際教養大学卒業式?専門職大学院修了式を挙行
3月21日(日)、本学Suda Hallにて国際教養大学卒業式?専門職大学院修了式を挙行しました。今年度は威廉希尔官网感染症の影響により、延期となっていた2019年度の卒業式と合同で実施しました。
式はオンラインで中継され、卒業生?修了生とそのご家族、来賓の皆様に全国?世界各地からご参列いただきました。
2019年度の卒業生?修了生を含め、卒業生373名と修了生49名が新たな一歩を踏み出しました。
学位記授与後、鈴木 典比古 学長が本学を巣立つ卒業生?修了生に向けて式辞を述べました。
「この17年の間にリベラルアーツの大学として日本を代表し、世界に伍していくに十分な経験と業績を積みました。この業績とは他ならぬ卒業生諸君、君達であります。」と呼びかけた学長は、コロナ禍でさらに進む世界のグローバル化について触れながら「我々は運命共同体としての『宇宙船地球号』に乗船していることを強く意識するようになっています」「グローバリズムとローカリズムの双方からの要請をダイナミックに均衡させながら進んでいくこと、これが『宇宙船地球号』の操舵をする者の責任となり、それは諸君達のやりがいのある責任でもあります。」と学生たちを激励し、結びに「卒業生修了生諸君、卒業おめでとう。くれぐれも健康に留意して元気に飛び立っていってください。」と送り出しました。
続いて、2019年度の卒業生182人、修了生21人を代表して、長尾 緑さんと高橋 菜緒さんが挨拶をしました。以下、抜粋してご紹介します。
長尾 緑さん
「実際の卒業が2019年の8月だったにもかかわらず、今回このような代表挨拶の機会をいただきとても光栄です。私が去年の3月に書いていた原稿とは全く違う内容になりました。」
「2020年には人と会う機会を失ってしまった人が多いのではないでしょうか。」
「辛い中からチャンスを見つけることもあるかもしれません。」「どんな状況にあっても何かしらの行動は起こすことができるはずですし、誰かしら応援してくれる人がいるはずです。」
「今日の卒業式では私たちの卒業を祝い、楽しかったことや辛かったことを分かち合いましょう。そして、いざというときにいつも支え合える特別な、AIUの仲間がいるということを改めて思い出す機会にしましょう。」
高橋 菜緒さん
「2020年は、私たちの個人生活、職業生活、社会生活の両方において、そして特に新卒者? 職業人として新たな人生をスタートさせた方々にとって、多くの課題を私たちに提示した年でした。」
「AIUのキャンパスには、世界中の様々な国からの学生が集まっており、世界の様々な分野でグローバルリーダーを育成するAIUの可能性を反映しています。このような国際的な環境のおかげで、日本人学生の私は、グローバルなつながりを築き、他の人から多くを学び、他の国や文化についての視野を広げることができました。」
「発信力実践領域プログラムでは、理論だけでなく、広報やジャーナリズム、グローバ ルな問題についての実践的な知識も学ぶことができました。今、私たちは卒業しますが、外に出て社会に貢献するためにしっかり準備ができています。」
「卒業生の皆さまが無事にAIUでの勉強を終え、この重要な節目を迎えられたことをお祝いし、今後の活躍をお祈りしています。」
次いで、2020年度の卒業生191人、修了生28人を代表し、佐藤 良さんと瀬尾 達也さんが挨拶をしました。
佐藤 良さん
「AIUでの学生生活は壁にぶつかることも多くありました。…(中略)…様々な挑戦や困難にもがき、乗り越え、私たちは今ついに学生生活を終えようとしています。今日こそが、私たちが待ち望んでいたその日です。」
「AIUという場所が、文化、思想、国籍など、自分とは違う個性を持った多様な仲間と出会わせてくれました。皆とAIUで過ごした日々は私の生涯の宝です。皆と出会えたこと、そして共に過ごすことができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう。」
「最後に私から卒業生に一つ伝えたいことがあります。『自分たちこそがこの世の中を変化させていくことができる』と信じてください。ともに『AIU SPIRIT』を胸に秘め、邁進していきましょう。」
瀬尾 達也さん
「働き始める前に友人たちともう一度顔を合わせることができたことを嬉しく思っております。」
「(入学した)2年前は、大学院での日々が読書課題やプレゼンテーション、ディスカッション、課外活動、テスト、実習などに溢れ、特に、英語教育実践領域特有の実践や模擬授業の多さに圧倒され、本当にやっていけるのか自信がありませんでした。しかし、先生方の丁寧なご指導や友人たちからの建設的なフィードバックのおかげで、実践的な指導法を学び、身につけることができました。また、友人たちが指導法を身につけようと熱心に努力する姿勢にも感銘を受けました。」
「私は故スティーブ?ジョブズが自身に問いかけた質問を自らにも問いかけました。『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやろうとしていることをやりたいだろうか?』…(中略)… 私はいつもこの質問を自分に問いかけ、“イエス”と答えられるように過ごしてきました。」
「私たちはそれぞれの道の出発点に立っています。私たちがこれから教える生徒たちは冷たく厳しい世の中を生きなければならず、私たちはプロとして教育を通じて彼ら彼女らの可能性を拡げる手助けをしなければなりません。時には自分が弱く無力であるように思うこともあるでしょう。」
「(『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎の言葉を引用して)私も皆さんに向けてこう言いたいと思います。
「心を燃やそう。AIU SPIRITを燃やそう。」
私たちならこのような困難な時代でも生徒たちの学びと可能性を拡げられるプロの教師になれると信じています。」