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2022年度国際教養大学秋季入学式を挙行
9月1日(木)に、国際教養学部13名、専門職大学院22名、海外からの留学生117名、特別聴講生3名、合計155名をAIU生として新たに迎え、2022年度秋季入学式を挙行しました。
初めに、モンテ?カセム学長が新入生に向けて式辞を述べ、「AIUの教育は、『自分とは何か』『何を目指して生きていくのか』を考え、『倫理的かつ公正に、人間の精神を高めるやり方で他者を思いやる』という、時代を超えた価値観を持っています。このような価値観は、将来大いに皆さんの役に立つでしょう。」と語り、「この4月には応用国際教養教育推進機構を発足し、迅速な実現を目指しています。この概念は、リベラルアーツが持つ深い思考と考察を果敢な行動や現場での経験に結びつけ、グローバルリーダーへの道を歩む皆さんの助けとなるものです。AIUでの学びが、垣根を超えた社会貢献活動とともに、グローバルリーダーとして必要な資質を引き出すきっかけになることを願っています。」と激励し、「皆さんの世代が持つ無限の創造力と、これまでの世代が積み上げてきた英知を結集すれば、必ずや未来は開けると信じています。」と新入生にエールを送りました。
続いて、佐竹 敬久 秋田県知事からの祝辞が紹介されました。
「『ポストコロナ』時代を確実に見通すことは困難ではありますが、そうであればこそ、新たな時代を見据え、未来を自ら切り拓いていくという気概がなければ、この難局を乗り越えていくことはできません。」「グローバル社会におけるリーダーの育成を使命とする国際教養大学に晴れて入学された皆さんには、大学に息づく『AIU SPIRIT』を胸に、高い志を忘れることなく、多くの仲間と切磋琢磨しながら、自分の可能性を最大限に引き出していただき、大変革の時代の国際社会や地域社会を力強く牽引するリーダーとして、大いに成長されることを期待しております。」
その後、新学部生を代表して阿部 心春さんがスピーチを行いました。
「私の夢は国際労働機関の一員としてアジアやアフリカに住む貧困層の雇用創出を支援することです。きっかけは高校一年生の時に訪れたフィリピンで見た、過酷な労働と引き換えに得られるわずかな収入で常に死の危険と隣り合わせで働く人々の姿でした。」
「貧困は政治?経済?歴史など多様な分野が関わるからこそ、複雑で解決が難しいことを学び、リベラルアーツを通してこの複雑な貧困問題の本質を見抜く思考力を養いたいと思い、AIUへの入学を決めました。」
「これから先、幾度の困難に直面することが予想されますが、自分と異なる他者の意見に耳を傾け、議論し、世界のニーズに応えられるグローバルリーダーになりたいと思います。」
次に、新大学院生を代表して植田 圭津輝さんがスピーチを行いました。
「大学時代にドイツ語や移民政策を学び、外国語学習が国籍を越えた人々の繋がりを生み、豊かな人生に繋がる機会になると学べたことが、JLT進学への大きな動機となりました。」
「将来は英語やドイツ語、その他言語の学習を踏まえ、日本語修得と照らし合わせた音声学や音韻論を研究分野として、日本語教育に携わることを目標とし、日本語学習分野の発展に寄与出来ればと考えています。」
「自分の決めた分野でプロフェッショナルになることを願う以上、自分の研究分野に真摯に励み、自分を律して毎日走り続けたいと思います。」
「雪国秋田は寒くとも、ここにいる新入生のハートは熱く、時折ビタミンDの力を借りながら、ともに2年間を力強く駆け抜けましょう。」
式の終わりには、渡辺 玲子特任教授(ヴァイオリン)と坂野 伊都子さん(ピアノ)による祝賀曲演奏が行われました。
秋学期は、1週間のオンライン授業を終えると、9月9日(金)から対面授業を開始します。9月18日(日)には今年度2回目のオープンキャンパス、10月9日(日)?10日(月?祝)にはAIU祭を開催する予定です。本ウェブサイトや公式SNSを通じて、引き続きAIU生の活動を紹介していきます。