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私のオススメ授業紹介:消費者行動(生川 奈々絵さん)

国際教養大学(AIU)の際立った特長の一つが「すべての授業を英語で開講していること」です。ただし、本学は「英語を学ぶ大学」ではありません。「英語で学び、英語で考える大学」です。

また、本学は一貫して少人数教育を徹底しています。教員と学生のコミュニケーションの機会を増やすことにより、自ら考え、意見を主張できる能力を磨いてもらうことを目的としています。

この「私のオススメ授業紹介」では、学生自身が「おもしろかった!」「ためになった!」「ぜひ受験生のみなさんにも学んでほしい!」と思った授業を、学生自身の言葉で紹介する企画です。

今回は生川 奈々絵(いくかわ ななえ)さんのオススメ授業をご紹介します。

皆さん、こんにちは。生川 奈々絵です。今回紹介するオススメ授業の第1弾は「消費者行動」です!

生川 奈々絵さんの写真
生川 奈々絵さん

科目情報

  • ECN317 消費者行動
  • 教員:スンキュー?リー 助教
  • 単位数:3単位

自分の何気ない買い物の裏側が見えてくる!

「なんかあのCMが頭から離れないなあ」「今日は贅沢してちょっと良いお菓子買っちゃおう」、このような経験、みなさんにもきっとあると思います。「消費行動」は、私たちが毎日当たり前のように行っていることですよね。それをあえてマーケティングの専門的視点で客観的に考えてみるのがこの科目です。試しにあなたのお気に入りのお菓子を思い浮かべてみてください。あなたが何気なく買っているそのお菓子のパッケージ、値段、広告…そこにはマーケターによる「戦略」、つまりあなたが商品を手に取るように仕向けたアイデアが隠れているのです!この科目を通して、いつもは気にしたことがなかった面白い秘密に気がつくことができますよ。

授業でとったノートの写真
授業でとったノート

オススメポイント

実例がたっぷりな授業で、予備知識ゼロでもわかりやすい!

リー先生のスライドは驚くほどたくさんの実例で溢れています!一つひとつ身近な例を丁寧に説明してくださるため、専門的用語が出てきて参ってしまう、といったことはないと思います。日本の製品の例も多く挙げられているので、「あのCMにはこんな戦略が隠れていたのか!」なんて、数年越しに気がつくこともあります(笑)また、そもそも消費者行動は自分の生活に大きく関わるトピックなので、ビジネスの科目を一つも履修したことがないという方でも安心して授業を受けられると思います。

普段の生活に知識を活かせる!

消費者行動の面白いところはなんといっても授業で学んだ知識の活かしやすさです!普段授業内容が面白くても、「これって実生活にどう活かすんだ?」と気になってしまう方に、この科目を特にオススメしたいです。授業で学ぶことと普段の自分の買い物を結びつけることで、普段の買い物のクセや気をつけるべき点を考えることができたり、人間の心理的な特性をうまく利用して製品を売っている企業の戦略に気がつけるようになったりします。履修後には、「私だったらこうやってこの商品を売り出すかなあ」なんて、ぼんやり考えることも。スーパーにただ買い物に行くだけで授業で習った知識を活かすことができるなんて、こんな魅力的で楽しいことはないと思います。

他の授業との繋がり

この授業は前述のとおり、ビジネス以外のどんな分野を専攻している方にも有意義な授業になると思いますが、個人的には現在履修中の心理学との繋がりを強く感じています。マーケティングは消費者行動?心理との関係性が深いので、授業内でも心理学的要素を扱っています。実際、消費者行動の授業で学んだことが心理学の授業にも何度か出てきています。そのため、心理学に興味はあるけれど、その知識が実生活でどのように活かされているかを知りたい方に特にオススメしたい科目です。

スンキュ?リー先生からのメッセージ

私たちはみな消費者ですが、消費者としてあなたは自分の消費行動についてどの程度理解していますか?さらに、あなたの消費行動に影響を与えているどんなマーケティング戦略に興味がありますか?「消費者行動」の授業を通じて、関連する問題に触れることができるかもしれません。消費者としての私たちの態度や行動は、企業のマーケティングや市場環境の変化をもたらします。私が教えている「消費者行動」の授業が、この分野におけるあなたの好奇心を効果的に刺激し、学びの一助となれれば嬉しいです。

「消費者行動」は、私が学部生だった頃に最も好きだった科目のひとつです。それだけに、学生たちにこの授業を楽しんでもらえるように責任をもって奮闘してきたつもりですが、今でもその授業構成や細部をどう改善すべきか悩んでいるのも事実です。今回、奈々絵さんがとても前向きな視点で私の授業に関するフィードバックを共有し、紹介してくれたことで、授業をより良くすることに貢献してくれたと感じています。奈々絵さん、ありがとう!

※実際のコメントは英語ですが、ここでは要約した日本語を掲載しています。