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日本語教育実践領域大学院生による技能実習生への日本語教育

この春、秋田外国人材協同組合ではベトナムから6名の技能実習生を受け入れ、本学と協働して実習生への入国後講習を実施しました。専門職大学院 日本語教育実践領域の嶋ちはる准教授の監修の下、同領域で学ぶ大学院生の島直子さんがコースデザインを担当し、大学院生7名のチームで日本語指導にあたりました。

フィールドワークの事前学習の様子
フィールドワークの事前学習の様子

4月上旬から5月上旬にかけて実施したプログラムでは、日本語教育プログラムを大学院生が講師となって実施し、日本語での会話、シチュエーションに応じた表現等の授業を行いました。

日本語表現の掲示

フィールドワークの際には、交通案内のアプリをダウンロードして目的地への行き方を調べる方法を教えた後、実際に、大学院生が技能実習生を引率してバスでショッピングモールへ出かけました。ショッピングモールでは買い物のほか、授業で習った日本語を施設の中で探してみるなど、暮らしの中で役立つ日本語を身に付けられるようトレーニングを行いました。

時刻表の見方を説明

今回の取り組みは、本学で学ぶ学生が地域をフィールドに関係団体と協働しながら知識やスキルを身に付け、応用力や人間力を育む良い機会となりました。

島 直子さん
国際教養大学専門職大学院 グローバルコミュニケーション実践研究科 日本語教育実践領域 大学院生

大学院で学んでいることを、大学の外で実践する貴重な機会となりました。技能実習生たちが日本に慣れて、日本語が少しずつ上手になっていくのを実感することができました。彼らがここで学んだ日本語を使って、仕事や生活を充実させてくれたらうれしく思います。                                                                       

嶋 ちはる 准教授 
国際教養大学専門職大学院 グローバルコミュニケーション実践研究科 日本語教育実践領域 

日本語教育実践領域が行っている実習では、学習者は本学や海外の大学で日本語を学ぶ学習者が対象となっています。今回の入国後講習では、技能実習生が対象だったということもあり、留学生とは異なるニーズを考慮したコースを考える貴重な経験ができたのではないかと思います。

国際教養大学専門職大学院 グローバルコミュニケーション実践研究科 日本語教育実践領域の情報は、こちらをご覧ください。