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【テーマ別ハウス】ハウス紹介 ―日本語ハウス―
国際教養大学では、キャンパスでの生活もリベラルアーツ教育の一環と捉え、日常生活の中でもさまざまな学びを促すことを目指し、「テーマ別ハウス」を導入しています。共通のテーマに関心を持つ学生たちが同じ学生宿舎で生活しながら活動を行うもので、テーマ別ハウスのメンバーは、1学期もしくは2学期間の共同生活を通じて、テーマに沿ったイベントの企画?運営に取り組みます。
今回は6つあるハウスの中から「日本語ハウス」について、学生とアドバイザーの先生へのインタビューを通じて紹介します。
学生インタビュー
Q. 活動の目的を教えてください。
島田 凛々子さん(専門職大学院):日本語を通して学生同士の交流の場を作るとともに、それぞれの文化を伝え、学び合う機会となるような活動を目指しています。
Q. 主な活動内容を教えてください。
島田さん:1カ月のスケジュールとして、 ①月初のミーティング、②その月に予定しているイベントの開催(大体3つ~4つ)、③月末の全学向け日本語会話テーブル(Happy Monday)を実施しています。 イベントはそれぞれ担当チームを決めて、企画から運営までを行います。
Q. 「日本語ハウス」を一言で言うと、どんなハウスですか?
山﨑 太郎さん(学部生):国を超えて日本語という架け橋で繋がった家族のような存在です。
Q. 「日本語ハウス」はどのようなメンバーで構成されていますか?何か特徴はありますか?
CHANG Han Yuanさん(交換留学生):日本文化と日本語を学びたい留学生と、日本の美しさを広げたい日本人学生によって構成されています。
山﨑さん:留学生の日本語のレベルはさまざまですが、日本人学生のサポートを受けながら、会話したり、一緒に勉強したりして日本語の上達に励んでいます。
Q. メンバー同士でどのように交流していますか?
CHANGさん:学部生はつばきヴィレッジの同じユニットに住んでいるので、交流の機会が毎日あります。また、ほぼ毎週のイベント開催のほか、一緒にご飯を作ったり、車で海やレストランに行ったりもしています。日本語や英語で話し、自国の文化や個人の経験をお互いにシェアしています。
山﨑さん:たこやきや流しそうめん、台湾式からあげやイタリアの本格的なピザなど、それぞれの出身国の料理を楽しんだりしています。時には夜遅くまでカードゲームをしながら会話をするなど、日々多くの時間を一緒に過ごしながら、日本の文化や言葉について教え、学び合っています。
Q. ハウスのイベントや交流で一番印象に残っていることを教えてください。
CHANGさん:日本の伝統的な技能について学び、自分の手でお茶碗とお皿を作った陶芸体験イベントは、達成感が大きかったです。
山﨑さん:じゅんさい摘み体験が最も印象に残っています。夏の日差しを浴びながらメンバーと共に専用の小舟に乗り、秋田の名物の1つであるじゅんさいを摘んだのは、非常にいい思い出になりました。
Q. これからハウスへの応募を考えている学生へ一言お願いします。
CHANGさん:日本語や英語で気軽に交流し、たくさん友達を作ることができます。
山﨑さん:一緒に生活するからこそ、楽しい時間を多く過ごし、仲を深めることができます。日本語を通して留学生と交流したい人にはおすすめのテーマ別ハウスです!
アドバイザーインタビュー(日本語ハウスアドバイザー:嶋 ちはる 准教授)
Q. アドバイザーから見た、ハウスの特徴を教えてください。
嶋 先生:AIUはEMI (English-Medium Instruction: 英語で学ぶ/教える) の環境であるため、留学生が日本人の学生と日本語で会話したくても、キャンパス内ではどうしても英語での会話になりがちです。日本語ハウスでは、その英語というメンバー共通の言語リソースをうまく活用し、分からないときは英語で確認しながら、日本語も使っていくことで、関係づくりや言語習得ができる環境だと思います。
Q. これからハウスへの応募を考えている学生へ一言お願いします。
嶋 先生:留学生にとっても日本人にとっても、生活やアクティビティを通して日本語や日本文化、またメンバーの母語や母文化に触れられる機会であり、それぞれの新しい気づきや学びがあるはずです。また、日本語ハウスはイベントやアクティビティが多いハウスですが、メンバーは分担して各イベントの企画?運営を担当するので、自分のアイデアを形にしていくプロセスを経験することもできます。多様な背景を持つ人たちとの協働は、皆さんの視野を必ず広めてくれると思います。
本学ウェブサイトでは今後も引き続き活動中のハウスを紹介していきます。お楽しみに!