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学生活動
秋田県高校留学推進委員会が能代高校で「わか杉のさと奨学金」第4期説明会を実施しました
6月3日(火)、本学公認団体である「秋田県高校留学推進委員会」が能代高校を訪問し、「わか杉のさと奨学金」第4期説明会を行いました。
秋田県高校留学推進委員会は、秋田県内の高校生の長期留学を全額助成で後押しする「わか杉のさと奨学金」を運営し、毎年夏に高校生を留学に送り出しています。さらに、出張授業や留学前の事前教育を通してAIU生の留学経験を地域に還元し、地域社会との繋がりを深めることを目標として活動しています。
「わか杉のさと奨学金」第4期説明会は、県内各地の高校を訪問して実施しています。今回の能代高校へは、委員会メンバー4名が出向き、9名の高校生に奨学金の概要を説明しました。説明を聞いた生徒たちからは「応募条件に当てはまるか分からないけれども、話を聞いてみたい」「英語が得意ではなくてもチャレンジできるのか」といった相談が寄せられ、意欲的な様子が見られました。

そのあと「わか杉のさと奨学金」第1期生である平野 亜子さんより、ドイツの留学体験談が紹介されました。現地の高校に通いながら約10か月間をドイツで過ごした平野さんは、日々の生活の様子や現地の文化の違いだけでなく、自身が直面した困難や迷い、そしてそれをどう乗り越えてきたかを語りました。
特に印象的だったのは「ホストチェンジを2回経験した」というエピソードです。言葉も通じず、文化も価値観も異なる中で、本来安心して生活できるはずの家庭環境が何度も変わることは、高校生にとって決して小さな出来事ではありません。それでも「受け入れてもらうことを待つのではなく、自分から心を開いて歩み寄ることが大切だと気づいた」と語る平野さんの言葉には、経験に裏打ちされた深い学びがにじんでいました。

続いて、団体の活動を支援する秋田洋上風力発電株式会社の社員の方から、キャリア講話を行っていただきました。
講話では、同社の牛丸 公大氏が登壇し、ご自身の海外経験に基づくリアルなエピソードを交えながら「世界を舞台に働くこと」の実際をお話しいただきました。交渉の難しさ、文化や価値観の違いから生じる葛藤、そしてそれを乗り越えていく過程など、机上の学びでは得られない「生の国際経験」が伝わってきました。
また、各国の食文化や日常の暮らしについても触れてくださり、高校生たちだけでなく委員会メンバーも異文化への関心をより一層深められました。生徒からは「英語だけではなく、相手の背景を理解する力が本当に大事なんだと分かった」「『世界で働く』ことが、より現実的な目標になった」といった声も聞かれました。

最後に英語を使ったアクティビティを行い、参加した高校生、委員会メンバー一同との交流を深められました。

秋田県高校留学推進委員会からのメッセージ
今回の訪問は、秋田県高校留学推進委員会による啓発活動の一環として、高校生の意識に確かな変化をもたらしたと実感できました。単なる情報提供にとどまらず身近な先輩の生の声を届けられたことで、留学をより現実的な目標として捉える生徒が増えたのではと思います。
今後も引き続き、高校生の背中を押すような機会を提供してまいります。
Instagram: https://www.instagram.com/akita_studyabroad/
※本学では、すべての学生公認団体にスポーツ安全保険の加入を義務付けており、今回の活動はスポーツ安全協会の助成金を活用して行われました。