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私の留学レポート:イタリア?トリノ大学~山県裕一さん(1)~

国際教養大学では1年間の留学が必須となっています。語学留学ではありません。専門科目を現地の学生とともに履修し、本学での卒業単位の一部として認められる必要がある、「本気」の留学。学生が、それぞれ深めたい学問分野に応じて200以上ある海外提携大学の中から選択します。良いことばかりじゃない、ときには苦しいことや辛いこともあるのがAIUの「本気」の留学です。ここでは、そんな学生一人ひとりのストーリーを自身の言葉でレポートしてもらいます。

今回は、イタリアに留学中の山県裕一さんのレポート第1弾をご紹介します。

皆さん、こんにちは!神奈川県出身で2023年入学の山県裕一です。グローバル?ビジネス領域に所属しています。私の留学レポートを皆さんにお届けしますので、どうぞよろしくお願いします。

山県裕一さんの写真
山県裕一さん

トリノ大学を選んだ理由

現在私は、イタリアのトリノ大学(University of Turin)に留学しています。1404年創立というヨーロッパ屈指の歴史を誇りながら、いまや約8万人もの学生が学ぶ北イタリア最大級の総合大学です。法学?経済学から医学、農獣医学、理工、芸術?人文科学まで幅広い分野の学科があり、イタリア語?英語混成で数多くの学位プログラムを展開しています。また、トリノ市内とピエモンテ州の各地に120棟以上の校舎?研究施設が点在しており、街全体がキャンパスのようになっています!

私が留学先としてイタリアを選んだきっかけは、幼少期からの深い縁にあります。仲良くしていただいているイタリアンシェフと小さい頃から関わりがあったことで、自然とイタリアの文化や料理に興味を持つようになりました。その影響で留学先を決める際、迷わずイタリアを選択しました!

キャンパスの様子
歴史を感じるキャンパス
トリノにあるヴェナリア宮殿の廊下
トリノにある世界遺産ヴェナリア宮殿の大回廊「ガレリア?グランデ(Galleria Grande)」は圧倒的な空間美を放ちます。
ストゥピニージ宮殿
トリノ郊外にある「ストゥピニージ宮殿」。 中央ドーム状の屋根の鹿のブロンズ像は狩猟のための宮殿であったことを象徴しています。

現役CEOから学ぶ授業

トリノ大学での学びで驚いたのは、約200年続く銀行のCEOが教授として授業を教えていることです。現役の銀行CEOが一学期を通して大学で授業を行うことは非常に稀で、しかも同銀行の社員の方々も一緒に教えに来てくださるのです。プライベートバンキングや投資銀行業務を行う現役のプロフェッショナルから、資産運用やポートフォリオ管理について直接学べるのは、本当に貴重な経験でした。

新たな価値観を実感

トリノでの留学生活の中で、特に印象に残っているのは授業スタイルです。一コマが3?4時間ととても長く、初めは驚きましたが、その分授業期間は2?3カ月と短期間で、集中的に学ぶスタイルが新鮮でした。出席は自由というのが基本で、成績は期末テスト一発勝負という点も日本とは全く違っていて驚きました。
食事の時間も大きなカルチャーショックでした。お昼は12時頃から、夜は19時以降にようやくお店が開き始めるため、お腹が空いても開いている店が見つからない、なんてこともしばしばありました。けれど、夕食前に「アペリティーボ」と呼ばれる軽食付きのドリンクタイムがあることを知ってからは、その時間を楽しみにするようになりました。ゆっくりと時間をかけて食事を楽しむ姿勢は、日本との大きな違いであり、食に対する価値観の広がりを実感しました。
そして何より驚いたのが、車の縦列駐車の技術です。車同士の間隔がほとんどなく、ぶつかっているのではないかと思うような距離で停められていたのにはびっくりしました。日本では見たことがなく、忘れられない光景のひとつです。

イタリア北東部の都市トリエステで過ごしたランチタイム。その場の雰囲気や時間を存分に味わうことができました。

イタリアでの留学がスタートした今、感じること

トリノでの生活で私が大切にしているのは、「トラブルを楽しむ」という姿勢です。テストの1週間前にパソコンから突然煙が出て、画面が全くつかなくなって修理に出したり、契約日にアパートに行ったら今日は無理と断られたり、暖房が突然壊れたりするなど、色々なトラブルがありつつも、結局はなんとかなってきました。今後も問題に直面したとしても、イライラしたり自暴自棄になったりせずに、トラブルを楽しんでいきたいと思います。

これから留学するAIUの後輩や、AIUへの入学を考えている高校生へ

「留学=勉強」と思いがちかもしれませんが、それだけに縛られないでほしいです。もちろん勉強は大切です。でも1年間その土地で暮らすということは、それだけでも特別な経験です。現地でしかできないこと、出会えない人たちがいる中で、勉強だけにとらわれず、自分の「好き」や「興味」も大切にしてほしいと思います。
留学先を選ぶときも、「大学のレベルの高さ」だけでなく、「自分がどこで何をしてみたいか」「どんな文化に触れてみたいか」など、自分の直感や好奇心を信じてみてください。勉強と生活、そのバランスを自分なりに探しながら、いろいろなことに挑戦して充実した時間を過ごしてほしいです。

どの大学に進学するにしても、留学という経験は、人生の中でとても大きな意味を持つと思います。AIUの留学は「語学」を超えて、世界レベルの専門知識を本気で学べる環境があります。多国籍の仲間たちと切磋琢磨しながら、言葉や文化の違いも超えて一緒に学ぶという経験は、AIUならではの魅力です。

イタリアから応援しています。Ciao!

国際センターからの一言

待望の山県さんの留学レポート第1弾でした。持ち前のバイタリティーで毎日を意欲的にそして楽しく過ごされている様子が伺え、何度も頷きながら読ませていただきました。ハプニングに直面しても、自分の力で困難を乗り越え、全てを今後に活かすべく、学びや経験に変えられている様子からは、出発前から常に「前向きな姿勢」で主体性を持って留学準備に取り組まれていた山県さんを思い出します。長い歴史を持つヨーロッパで過ごすこれからの1年間、山県さんの優れたコミュニケーション力とリーダーシップを存分に発揮しながら、世界交流の輪をどんどん大きく広げていってください。山県さんのイタリア生活を秋田から応援しています。

英語版ウェブサイトでは、留学生たちの本学での留学体験記を「Student Voice」として紹介しています。ぜひこちらもご覧ください