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学生活動
学生会本部が第2回AIワークショップを開催しました
7月11日(金)、本学学生会本部と教員有志による第2回AIワークショップ「AI Workshop #2: Evolving AI(U), Evolving Policy」が開催されました。このワークショップは、現行の「AIUでの学びにおけるAI使用に関する方針(Policy on the Use of AI in Education at AIU)」について、学生と教員が対話する場を設けることを目的としています。現行の方針では、大学での学びにおいてAIや翻訳アプリケーションを学修の抜け道として使用することは禁止されており、学術的不誠実行為と見なされます。一方でAIも絶えず進化しているため、この方針もAI技術の進化に応じて変更される可能性があることが明記されています。
この背景を踏まえ、AI使用に関する方針の改定が行われる場合に学生の声も反映されるようにしたいという思いから、2025年5月に第1回が開催されました。今回のワークショップでは、第1回の議論の内容を発展させ、学生の声が反映された改定案を作るという目標に近づくため、グループに分かれて議論しました。

当日は約20名の学生と10名の教員が参加し、大学全体としてAI使用に関する方針を設けるべきか、設けるとしたらどこまで明確化できるか、学生の生成AIの使用方法を各教員に任せるべきか、教育の現場で生成AIがどのように活用されるべきかなどについてグループディスカッションを行いました。議論のなかでは多様な見解が共有され、「学生が学んだ内容を理解し、自分の知識として説明できるならば生成AIを使うことは許されるべきだ」「学生が生成AIを利用する場合、課題のどの部分に、なぜ、生成AIを使ったのかを説明するべきだ」「新しいAI使用に関する方針は、学内における共通の倫理観に基づいて策定されるべきだ」など、さまざまな意見が挙がりました。




参加した学生からは、「教員も方針の改定の必要性を感じていると知り、驚きとともに心強く感じた」「教員と学生が対話できるこのような場が重要だと改めて感じた」などの感想が聞かれました。このワークショップは、2025年度中に「AIUでの学びにおけるAI使用に関する方針」の改定案を大学に提出することを目標に、今後も継続的に開催される予定です。
学生会本部からのメッセージ
私たちは、学生生活にとどまらず、将来にわたって生成AIと向き合っていくことになります。これは、AIUでの学びだけでなく、皆さんの未来にも深く関わる重要なテーマです。このワークショップで参加した学生と教員が共に建設的な意見を出し合っていることは、AIUが今後さらなる進化を遂げる可能性を示していると感じます。これからも、私たちは世界の変化に主体的に対応できる大学であり続けるために、議論を重ねていきます!