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学生会本部が第3回AIワークショップを開催しました

2025年11月7日(金)、国際教養大学学生会館2階和室にて、本学学生会本部と教員有志による第3回AIワークショップ「AI Workshop #3: Evolving AI(U), Evolving Policy」が開催されました。

ワークショップの様子の写真
ワークショップの様子

このワークショップは、現行の「AIUでの学びにおけるAI使用に関する方針(Policy on the Use of AI in Education at AIU)」について、学生と教員が対話する場を設けることを目的としています。現行の方針では、大学での学びにおいてAIや翻訳アプリケーションを学修の抜け道として使用することは禁止されており、学術的不誠実行為と見なされます。一方でAIも絶えず進化しているため、この方針もAI技術の進化に応じて変更される可能性があることが明記されています。

この背景を踏まえ、AI使用に関する方針の改定が行われる場合に学生の声も反映されるようにしたいという思いから、2025年5月に第1回、同年7月に第2回のワークショップが開催されました。3回目の今回のワークショップでは、これまでの議論の内容を発展させ、学生の声が反映された改定案を作るという目標に近づくため、グループに分かれて議論しました。

教員と学生が議論する様子の写真
教員と学生が議論する様子
グループ発表の様子の写真
グループ発表の様子

当日は留学生2名を含む14名の学生と7名の教員が参加し、現行の方針の改正案や大学への提案の作成をグループごとに行いました。また「新しい方針の前提として、AIをどのように使うにせよ、学生が学ぶということを優先事項にすべきだ」「教科ごとに状況や目的が違うので、各々の科目の担当教員と学生が話し合って決まりを作るべきだ」など、さまざまな意見が挙がりました。

参加した学生からは、「留学生や教員の視点から意見を聞くことができたのが興味深かった」「現行のAI使用に関する方針がうまく機能していないことが気になっていた。ワークショップを通してうまく機能する方針を作りたかったので参加してよかった」などの感想が寄せられました。

学生会本部は2025年度中に「AIUでの学びにおけるAI使用に関する方針」の改定案を大学に提出することを目標に、これまでのワークショップで出た案をまとめAIUコミュニティに共有し、学生や教員にフィードバックをもらいながら提案の作成を進めています。

学生会本部からのメッセージ

現在の方針が、現状と学生の声を反映させた有効なものになるよう、改定案を大学に提案することを目標に、2025年度春学期からワークショップを開催してきました。ワークショップに参加してくれた学生?教員の皆さんのおかげで建設的な話し合いができ、無事に提案の準備に取り組むことができました。また、社会変化に適応するための議論に参加する機会をAIU生に提供できたことも、この取り組みの収穫であったと思います。