お知らせ
国際教養大学におけるクマ対策について(11月17日更新)
2025年11月17日
国際教養大学事務局
本学に来学される方へ
本学ではできる限り、大学敷地内にクマを寄せ付けない対策を講じておりますが、来学される方におかれましては、次の点についてご留意くださるようお願いいたします。
- できるだけ、自家用車で来学し、図書館等開館前に到着した場合には自家用車内で待機してください(建物の前で長時間待つことがないようにしてください)。
- キャンパス周辺の森の中には立ち入らないようにしてください。
【万が一、クマと遭遇した場合には…】
- クマが遠くにいる場合には、安全な距離を保ちながら静かにその場を離れ、直ちに最寄りの建物の中に避難してください。
- クマが近くに現れた場合は、クマの方を見ながら、ゆっくりと後ずさりして距離をとってください。
- 背中を見せて走って逃げてはいけません。クマは逃げるものを追いかける習性があります。
- クマに攻撃されそうになったら、直ちに「防御姿勢」(うつ伏せになり、両手を首の後ろに組んで顔と首を守る)をとってください。
<防御姿勢>
I. 現状
1. 秋田県内の状況
- 今年度、秋田県内では例年以上に熊出没の目撃情報が確認されており、特に10月以降は、人身被害も頻発する深刻な状況となっています。
2. 本学および周辺の状況
- 本学内においても、10月24日(金)に学内(図書館付近)で熊が目撃された事例がありました。
- 隣接する秋田県立中央公園でも、10月24日(金)と26日(日)に園内で熊の目撃情報が寄せられたため、一部の屋外施設について利用を制限して営業しています(11月6日現在)。
II. 大学としての緊急対策
現在の状況を踏まえ、大学として以下の緊急対策を講じ、当面の間、拡充実施いたします。
1. 駆逐用爆竹煙火の拡充
キャンパス敷地境界付近で実施している駆逐用爆竹煙火について、当面の間、以下の通り運用を拡充します。
| 項目 | 通常の対応 | 10月27日以降の拡充内容 |
|---|---|---|
| 実施日 | 平日(週5日) | 毎日(週7日)に拡充 |
| 実施回数 | 1日1回(朝9:00頃) | 1日3回 (朝9:00頃?昼13:00頃?夕方17:00頃)に拡充 |
| 実施場所 | 3ヶ所 | 6ヶ所に拡充(昼は2か所) |
▲爆竹煙火の様子
2. その他の対応
- 大音量によるクマよけ防犯スピーカーの稼働
- LED防獣ライトの夜間点灯を実施
- クマよけの忌避剤を設置
- クマよけスプレーの在庫を拡充(警備室で保管し、必要に応じて貸し出し)
- 講義棟(D棟、C棟)の自動ドアについてカード認証による対応に変更
- ゴミステーションを毎日巡回し、内部(特に生ごみ)の清掃を徹底
- 新入生?留学生にはクマよけの鈴を配布
- 外作業する職員はホイッスル、クマよけ鈴を携帯
- 啓発看板の設置
- 国際教養大学クマ対策ガイドラインを新たに作成し、全学生?教職員に周知
III. 熊被害防止に向けた予防策(学生?教職員への要請事項)
全学の安全確保のため、現在の状況を踏まえた臨時措置として、以下の予防策の厳守を求めています。(10/27全学一斉メール発出)
- キャンパス周辺や中央公園内を単独で散歩することは危険を伴うため、当面の間、厳に控えること。集団であっても、鈴や笛などを身に付け、周りに音を出しながら行動すること。
- キャンパス周辺の森には立ち入らないこと。
- 熊を引き寄せないためにも、ゴミや空き缶などはルールを守って捨てること。
- キャンパス周辺以外においても、ウェブサイト「クマダス」等により熊出没の状況を確認の上、単独行動をできる限り避けるなど、慎重な行動をとること。
IV. 熊に遭遇した場合の対処策と報告体制
1. 目撃?遭遇時の報告と状況共有
キャンパス周辺および敷地内で熊を目撃した際は、専用アカウントまたは事務局総務課(休日?夜間は警備室)に直ちに連絡するよう徹底しています。また、目撃情報が寄せられた場合は、速やかに全学一斉メールで周知しています。
2. 遭遇時の対処
熊に遭遇した場合、あわてずゆっくり後ろにさがり、静かにその場から立ち去ること、また、子熊であっても決して近寄らないよう周知しています。